ご利用者様が、着物を来て事務所に訪問してくださいました。
ストマがあるために、なかなか好きな着物を着ることが出来なかったのですが、ストマカバーを作ってもらい着物を着れるようになりました。8年ぶりの着物とのことです。看護師や作業療法士のアドバイスや動作練習をして着物を着てのお出かけができ、事務所に来所していただき、素敵な笑顔と晴れ姿を見せてくださいました。
看護師、療法士、他の色々な人の協力で目標に向かって進んでいく。
そんな素晴らしい支援を心がけてにこっとは日々精進させて頂きます。
担当看護師さんからもメッセージ頂きましたので、以下掲載させて頂きます。
「幼い頃より日本舞踊をやられており、普段の生活で着物を楽しんでおられました。将来着物を着て人生を終えたいと思っていたところ、ストマになってしまい着物を着る事を諦めて過ごしていたという事実を支援中話して下さり、私自身着物好きとして何かしてあげられる事はないかと考え『今年の夏、浴衣を着る!』を目標に、週1回の訪問の際、少しの合間をぬってストマを圧迫せず着物を着る方法をご本人と一緒に試行錯誤し、8年ぶりに浴衣を着て外出することができました。
ストマの事や着付けに関しては、私が担当できたのですが、着物を着るにあたり、洋服の時よりも歩行が難しくなってしまうため、担当リハビリの方に歩行評価をして頂きました。訪問看護の世界に入ってまだ半年も経っていないのですが、他職種の方と連携を図り目標に向かって進んでいくと言うとても素敵な経験をさせて頂き更に、訪問看護の魅力に惹き込まれてしまいました。今後も、一人一人の人生や想いなどに寄り添った看護が出来るよう日々精進させて頂きたいと思います。」