ロボットスーツを着用し治療研究に参加したい!とAさんが思ったのが始まり。
その為には、介助や装具があってでも10m以上歩行できないといけないらしい。
今の状況では難しいとの事で、ケアマネジャーさんを通し、にこっとに依頼がありました。
最初は2人介助でなんとか起立ができるレベル。体も前傾しやすく転倒リスクも高い状況。
車椅子生活7年で脊髄の病気。正直なところ、予後予測的に不安のまま毎週毎週リハビリを入っていました。他のスタッフにもよく相談していたのを思い出します。
まずは起立・立位練習から重点的に開始。自宅では両手すりの環境がない為、訪問リハビリ開始1ヶ月後よりピックアップ歩行器を使用した立位練習を開始。
自宅では奥様と毎日自主トレに励んでくれるAさん。
その成果が現れ…なんと!!
介入5ヶ月後頃には、ピックアップ歩行器での起立が見守りで行え、重心移動や足踏みもできるようになりました。
訪問では環境的に支援内容に限界があり、次のステップに進む為、スタッフ知り合いの整形外科でのリハビリを依頼する事になりました。
快く引き受けて頂き、いざ当日!私も同行させて頂きました。
両下肢に長下肢装具を着用し平行棒内1往復を介助で行え、下肢の振り出しもスムーズに行えました。
不安が大きい様子のAさんに、今までで一番の笑顔が見られました。
きっと目標に一歩近づいたと実感したのでしょう。
私たちも本当に歩行ができるのか不安でしたが、Aさんが歩行している姿を見て、半年間の思いが込み上げ感極まりました。
何事にも諦めず取り組むことや、日々の努力が重要だと教えてくれたAさんに感謝です。
「まちのかかりつけ保健室 うつのみや訪問看護リハビリステーションにこっと」